小川ひさし 埼玉県議会議員

活動報告

ご高齢の皆さまの介護・福祉について

さいたま市議会での取り組みの中から、ご高齢の皆さまの介護・福祉についてお話させていただきます。
さいたま市は、首都圏を代表するベッドタウンとして発展してきました。そのため、団塊の世代とも呼ばれています「昭和22年生まれの方から24年生まれの方々の人口が多いのが特色です。そして、こうした先輩方の皆さまが、まさに65歳をむかえていらっしゃるいま、さいたま市は、急激に高齢化率が上昇しています。そうした中で、ご高齢者のお一人暮らし、あるいはご高齢のご夫婦だけの世帯が増えていきます。

そうしたご高齢の皆さんのご不安としては、やはり、健康の問題です。 その中でも、認知症に対する不安が少なくありません。 対策の充実が必要だと思っています。 これは、ご本人のみならず、遠く離れて暮らしいている子供さんにとっても大変な不安、心配です。私も、両親は遠く離れた大阪で生活しています。そして、現在、父親は認知症の症状が極めて重くなっている状態です。しかし、子供としては、何かあってもすぐに駆けつけることはできません。だからこそ、それぞれの地域内での子供世代と親世代の支え合いのできるまちづくりが必要だと思います。

これは、さいたま市の年齢ごとの認知症の有症率です。 85歳以上の3人に1人の方が認知症を発症しています。

さらに、こうした方々が、お一人で暮らしいる方々への支援体制が極めて重要です。 まずは、認知症の症状が出始めた時の早期の対応、だれがどのように発見し、対応するのか、その仕組みづくり。それから、一人で暮らすことができなくなった場合の、グループホームや特別養護老人ホームの整備など、また、後見人選任の権利擁護など、様々な取り組みが急務になっています。

私の両親は、大阪の市民の皆さんが支えてくれています。そして、私は、さいたま市の親世代の皆さんを支えるという想いで、この問題に全力を尽くしていきます。

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